第七波と安倍さんとオクラホマ爆破事件
2022年7月10日16時45分の時点で公表された東京都の新型コロナウイルス新規感染者は9482人でした。先週3日(3788人)から5694人増え、23日連続で前週の同じ曜日から増加し、2日連続で新規感染者数が9000人を上回りました。
すでに第七波にはいったといわれていますが、背景にあるのが、オミクロン株のBA.5への置き換わりです。このまま続くと、東京都では8月3日にはおよそ5万5000人になるという試算が出ています。そのBA.5の感染力は、第6波を引き起こしたBA.1と比べ、1.4倍強いとされています。ハーバード大学の研究では、ワクチンを3回接種した人の中和抗体価の調査で、BA.5に対する働きが、BA.1の3分の1にまで低下しているという分析がでました。ワクチンを3回接種した人や、これまで感染したことがある人でもBA.5の場合、感染する可能性が高いのです。ますます警戒が必要ですね。
みなさんご存じのとおり、安倍元首相が凶弾に倒れました。ご冥福をお祈りします。事件の背景が少しづつ報道され初めていますが、安倍さんとは全く関係のない宗教団体に関する恨みというのは、やりきれないですね。とにかく、どんな理由でも殺人をしていいわけはありません。警備のありかたは猛省してもらうとしても、自宅でこっそり銃器や爆弾を製造されるのを防ぐ手段はないものでしょうか?テロを警戒するアメリカなら未然に防げたのでしょうか?言論の自由があるとしても、殺してもいい政治家なんていないのではないでしょうか?日本はテロが少ない国だと思います。これからもそういういい国で有り続けるためにも、日本社会のありかたの教訓とならないと、安倍さんも浮かばれません。
放送大学の「英語で読む大統領演説」を見ました。今回は、1995年4月23日クリントン大統領の演説でした。4月19日におきた、オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件の追悼演説です。この事件は、元陸軍兵士のティモシー・マクベイらが、車爆弾でオクラホマシティ連邦地方庁舎を爆破し、子供19人を含む168人が死亡、800人以上が負傷したもので、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件が発生するまでは、アメリカ国内で最悪の犠牲者が出た事件でした。 William Jefferson Clinton‘s Oklahoma Bombing Memorial Prayer Service Address
爆破事件後も、市庁舎前に残っていた木(アメリカニレの木で、事件当時樹齢80年と推定される)は「サバイバル・ツリー」として市のメモリアル(記念樹)になっています。
I am honored to be here today to represent the American people. But I have to tell you that Hillary and I also come as parents, as husband and wife, as people who were your neighbors for some of the best years of our lives.
家族として、隣人として参列しているといっています。
To all my fellow Americans beyond this hall, I say, one thing we owe those who have sacrificed is the duty to purge ourselves of the dark forces which gave rise to this evil. They are forces that threaten our common peace, our freedom, our way of life. Let us teach our children that the God of comfort is also the God of righteousness: Those who trouble their own house will inherit the wind.1Justice will prevail.
この会場の向こうのすべての仲間のアメリカ人に告げます。私たちが犠牲となった人々に負うべきことの一つは、この悪を生み出した闇の力を自浄する義務です。闇の力は、われわれの共通の平和、自由、生き方を脅かすのです。私たちは子供たちに、慰めの神は正義の神でもあることを教えましょう。「自分の家を悩ます者は、風を受け継ぐ」のです。(聖書の引用)正義は勝つのです。
My fellow Americans, a tree takes a long time to grow, and wounds take a long time to heal. But we must begin. Those who are lost now belong to God. Some day we will be with them. But until that happens, their legacy must be our lives.
Thank you all, and God bless you.
アメリカの皆さん、木は育つのに長い時間がかかり、傷は癒えるのに長い時間がかかります。しかし、私たちは始めなければなりません。今、迷っている人たちは神のものです。いつの日か、私たちも彼らと一緒になれるでしょう。しかし、そうなるまで、彼らの遺産は私たちの人生でなければなりません。
木の成長が、テロを乗り越える決意と悲しみを乗り越える象徴となっていますね。
安倍さんの犯人が元自衛隊員で、このオクラホマ爆破事件の犯人も元陸軍兵士という点、かなり強い思い込みが原因となっている点、宗教集団が原因にからんでいる点も妙に共通していますね。テロを乗り越える点は大いに参考になりますね。
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コロナは第7波にはいりました。感染力が1.4倍なので、警戒が必要ですね。安倍さんの事件は、日本社会の教訓とならないと、安倍さんも浮かばれません。今回の放送大学は、クリントン大統領のオクラホマシティ爆破事件の追悼演説です。この事件のように、テロを乗り越えていきたいですね。
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