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スポハラとうな丼とTAS2R

2023年4月30日、都内で976人が新型コロナウイルスに感染しました。1週間前の日曜日より162人減りまし14日ぶりに1週間前を下回りました。1週間平均は、1484.6人で、前の週に比べて113.1%でした。

4月25日から、6団体(JOC,JSPO,JPSA,中体連、高体連、UNIVAS)共同で「NO!スポハラ」活動が開始されました。2013年に「スポーツ界における暴力行為根絶宣言」を行って以降、10年が経過しましたが、暴力、暴言、ハラスメント等の不適切行為がなくなっていないというのが理由です。
先日は、長野県の女子バレーボールの強豪で、部長(教諭)が選手9人の前髪を切っていたことがわかり地元新聞が報道しました。匿名情報を基に取材したところ、同校が事実関係を認めたということです。
スポーツ界の古い体質は変わっていないようですが、指導者が指導する方法がワンパターンしか知らないというのが問題の本質かもしれません。威圧する、命令する、指示するのが基本ですよね。できない部分を上級生にやらせてるので、寮などは最悪の環境になるわけです。暴力をなくすという取り組みが効果がないのは、効果的な指導方法がわからないことにつきると思います。それに気づいたチームが、生き残れるんだと思います。

うな丼が注目されています。発端となったのは、25日自民党議員のパーティーで谷国家公安委員長が「これから食べようという時に警察庁から電話があって『和歌山で総理に物を投げられた』と。うな丼はしっかり食べさせていただきました」と発言したという報道です。国会では、立憲民主党の宮口治子議員が「『うな丼大臣』は即刻、更迭してください!」と発言、“うな丼大臣”と呼ばれることになりました。岸田首相は「引き続き職務に当たってもらいたいと考えております」と更迭しない考えを示しました。
脳科学者の茂木健一郎氏は「おそらくはジョーク」「どのような受け止められ方をするかは予想できたはずだ」「会合で言ったことが誤判断」と指摘しています。野党による更迭要求については「こういう時にやたらと更迭とか言わない方が野党が政権をとる確率は上がると思う」との考えを示しました。全く冷静で同感できる意見ですね。なんでも「更迭」と騒ぐと幼稚に見えますよね。

NHK BSプレミアム ヒューマニエンス「”毒と薬”その攻防が進化を生む」をみました。基本は毒から生まれる薬の話でした。私は面白いと思ったのは苦みです。赤ちゃんが好むのは、甘味と、旨味で、嫌がるのは、腐っていることを知らせる酸味や、毒であることを知らせる苦味だそうです。つまり、味覚は生まれながらにして人間に備わった、生きていくために必要な食べものを見分ける能力です。植物は自分を守るために毒を持つものが多いそうです。人類は毒のある植物の中で毒性の弱いものを食べることができるそうで、それが苦みを感じとる遺伝子の働きだそうです。その遺伝子TAS2Rの数が、ヒトが26種類、チンパンジーが28種類で、進化の過程で減っているというのが面白いですね。
人間は穀物を栽培して食べ、火を使って料理をします。昆虫を生では食べません。素人考えですが、人間は米などの穀物の栽培や料理などができるから、サルが食べる毒性のあるものを食べる必要がなくなったといようなことが理由かもしれませんね。野菜の苦味成分は、体の活性酸素を除去するポリフェノールと、老廃物の代謝を促す「植物性アルカノイド」などで、これらは身体に必要な栄養素となっていますね。

目次

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2023年4月30日、都内で976人が新型コロナに感染しました。減少です。スポハラ防止は威圧しない指導法を確立しましょう。うな丼で更迭はないでしょう。茂木健一郎さんに賛成です。TAS2Rで人類は苦みのある野菜を食べることができるんですね。夏にむかって苦みのあるものも食べましょう。

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