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GDPとGNHとばらかもん

厚労省3日新型ロナ感染は、7月24日~30日の、1定点当たりの平均は15.91人(前週13.91人)になったと発表しました。

GDPを使うことは正しいのかが議論となっています。
「GDP」とは「Gross Domestic Product」、「国内総生産」のことです。1年間に生み出されたモノやサービスの付加価値の合計額を表します。その国の経済の力が現れます。またGDPは各国の景気、経済状況を示す指標となりますから、毎年のGDPを比較することで、どのくらい経済が成長しているかを表すのが経済成長率となります
最新の世界GDPランキングは1位アメリカ、2位中国、3位日本です。
一人あたりGDPランキングで日本は31位、経済成長率で168位です。
ところが、日本の実質賃金は、3月の調査によると、前年同月に比べ2.9%減少し、12カ月連続のマイナスとなりました。日本は2000年の3万8365ドルから2020年には3万8515ドルと、ほとんど変わっていません。アメリカの2020年の年間実質賃金は6万9392ドル、韓国は4万1960ドル。日本はこの20年間で、韓国にも追い抜かれてしまいました。
また一方で、現在のウクライナ戦争の影響で、世界中がインフレで苦しんでいるときに、それほどのインフレとなっていないのも日本の安定性です。
GDPがその国の力を示しているのかは、やはり疑問といわざるをえないのです。
では、どうするのか。ブータンの前国王は、GNH(Gross National Happiness:国民総幸福)を指標とした国政を掲げました。
また、OECDが開発した幸福度指標「Better Life Index(より良い暮らし指標)」があります。Better Life Indexは、住宅、所得と富、雇用と仕事の質、社会とのつながり、知識と技能、環境の質、市民参画、健康状態、主観的幸福、安全、仕事と生活のバランスという11の項目により構成されます。社会の安全では、日本はかなりいいのですが、社会とのつながりという項目は(週あたり時間)は最下位のような状況でした。
そこで、五島列島を舞台にしたフジテレビ「ばらかもん」が思い浮かんできました。主人公の家に他人が勝手に入り込んでくるのです。野菜はおすそわけで食べていけそうです。もちろんドラマですが、日本の昔の田舎の原風景のような描き方ですね。五島列島=日本の原風景は幸福度は高いのではないでしょうか?
企業理念を考えるときに、この考え方が非常に参考になると思いました。GDPと同じで、売上と成長率にしか目がいかない企業は本質がみえていないと思います。その企業に関わった人が幸福にならない企業に意味があるのかと思いました。
NHK欲望の資本主義では、ノーベル経済学賞の重鎮・スティグリッツがアメリカの状況に危機感を抱き、日本にはその後を追わぬように警告しています。「アダム・スミスは間違っていた」といわれると、勉強しなおさなくては、と思ってしまいます。資本主義は正しい方向に向かうのか、政治はどうあるべきかと・・・少なくともアメリカがモデルにならないというのが、わかってきましたね。考えましょう。

目次

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2023年8月3日、コロナ定点観測は15.91人(前週13.91人)で連続増加です。GDPにかわるものとしてGNH(幸福度指数)や、Better Life Indexがあります。「ばらかもん」をみると日本の昔の田舎は幸福度が高かったと思います。企業も同じではないでしょうか?売上や利益ばかりでなく、その企業に関わった人が幸福にならない企業に意味があるのかと思いました。

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いずれにしましても、不安な状況が続くなかで準備が欠かせないようです。

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