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新しい時代が始まる。
コロナ軸の時代


新型コロナウイルスの感染拡大に伴う全国緊急事態宣言は解除され、6月1日には休業要請も大幅に緩和されました。
これから人々の暮らしは元に戻るのでしょうか。

今回は、これからの世の中について考えてみましょう。

目次

何が一番影響を受けたのでしょうか?

新型コロナウイルスにより何が一番影響を受けたのでしょうか?

中国に始まった感染は世界中に拡大し、その結果、世界経済へリーマンショックを超える大きな打撃を与えました。株価も大幅に下がりました。

日本では、楽しみにしていたオリンピックが延期され、外出も自粛、また3密を避ける指示が出されました。そのため、在宅勤務が進みましたが、一方では売り上げが立たなくなった企業も多く、倒産増加が懸念されています。かくいう当事務所もそのためか売り上げが立っていません。

やはり、人々の暮らしそのものに大きな影響を与えたというしかありません。

集まることはできなかった。

3密を避けるために、集まることは避けられました。プロ野球やJリーグも開催が延期されました。無観客でも移動などのリスクがあると判断されたのでしょう。試合中継のできなくなったスポーツ番組は過去の名勝負の放送などさまざまな工夫をしていました。一方で居酒屋に替わり、オンライン自宅飲み会では、意外と面白いという評価が多かったのも事実です。

私は、10年ほど前、研修の会社に勤務していたことがあるのですが、その頃から「オンライン学習」が広まり、「集合研修」はなくなるのではないかという危機感がありました。採用面接で、研修の会社の将来性について学生から質問を受けたことを覚えています。私は、世の中に学校があるように会社の研修そのものはなくならないと答えました。その頃からすでに、研修というよりは、ワークショップという形が流行し、「教わる」のではなく、「一緒に考える」内容になっていました。やはり、人と人が関わりあうことに意義があったのです。しかし、うまくやれば、オンラインでもできることがわかりましたね。

テレビは役割をはたしたのか?

どこのチャンネルも、毎日のように新型コロナウイルスの報道をしました。どこも同じような内容に見えたのは私だけでしょうか?MCはコロナウイルスの施策に対しとにかく批判的にすればいいと思っていたようです。早すぎるとか遅すぎるとか、わかりにくいとか・・・ただ、医療従事者への感謝の表明など、よい役割をはたしたのも少なからずありました。

また、オンライン「笑点」バーチャル「のど自慢」など、番組作りが少し変わっていくようにも見えました。

一方で、知事というものに世間の注目が集まりました。政治ショーだと想いつつも、目の前の現実に対する責任者の発言ですから、関心が集まるのも当然でした。これほど政治家の果たす役割、リーダーシップが明確になったことは近年ないかもしれません。

相続や葬儀は変わるのでしょうか?

志村けんさんの死亡には驚かされました。最初は元気な姿を見せてくれると誰もが思っていたと思います。その後、まさかの死亡報道でした。最近は10億円の資産と愛犬に相続問題が浮上かと報道されました。資産家ではありますが、まだ現役でバリバリ活躍しており、おそらく、遺言を準備していなかったと思われます。

また、最近の日本では、家族葬が流行していますが、新型コロナでは家族でさえ、最期の別れが思うようになきなかった例もあったようです。

多くの方は、やはり前もって備えることが必要だと思ったのではないでしょうか。
相続や終活に関心をもつ方がますます増えることが予想されます。

行政書士の仕事はなくなるのでしょうか?

今回は、持続化給付金を支給することが報道されています。郵送とオンラインでの申請が推奨されています。多額の報酬で手続きを代行する悪徳業者の話はさておき、電子申請がこれを機に一気に普及することもありえます。いまだ、オンラインについては、設備が対応できていないようですが、新型コロナウイルスが契機となり、行政手続きのオンライン化が進む可能性は強いでしょう。

では、行政書士の仕事はなくなるのでしょうか?やはり、ここでも行政書士の仕事の仕方が変わることの可能性のほうが強いと思われます。お客さまとのおうち合わせは、オンラインで済ませることが増えるでしょう。代行するにしても、行政書士のサイトでネットから入力してもらう仕組みが急務かもしれません。

ちなみに、持続化給付金の代行に関しても当事務所でお取り扱いできますので、お気軽にお問い合わせください。

日本は奇跡なのでしょうか?

新型コロナウイルスによる死亡者数の人口あたりの割合が、世界各国の中で日本が圧倒的に少なく、「日本の奇跡」「ジャパンパラドックス」といわれはじめました。都市封鎖・ロックダウンもせずにです。これから、その原因が明らかになっていくのでしょうが、政府の対策が世界的にみて優れていたというよりは、日本の文化、風習、規律正しさ、医療体制と医療従事者のがんばり、BCGなどが原因としてささやかれているようです。私個人としては、「日本人の相手を思いやる文化レベルの高さ」に一票です。

今後どうすればいいのでしょうか?

新型コロナウイルスの影響はまだまだ続き、新型コロナウイルス対策を軸とした新しい時代が幕を開けたといっても過言ではありません。これからの時代に、私たちはどうすればいいのでしょうか?

今までで「見えてきたこと」と「まだ見えていないこと」があるのではないでしょうか?このウイルスに関してあることが「見える」と、はっきりとその対策が決まります。デマや煽動あるいは、よくある「○○が心配だ」報道に惑わされずに、明確になっていく事実を注視しながら、自分で判断をし、責任ある行動をとることが求められていると思います。

また、経済の活性化が大きな課題となり、いろいろな事業を始める人もいるかもしれませんし、困っている企業を救うために一致団結して消費する風潮が増えるかもしれません。ピンチはチャンスです。世界に誇る日本の文化が、一層輝くかもしれません。

こういう時代です。ほんとうに何が起きるかわかりません。今、何ができるかを一緒に考えましょう。

以上で今回の記事は終わりますが、皆様、健康に気をつけて、運動不足を解消して、コロナに負けずに頑張りましょう。
終活、相続のご相談をお待ちしています。

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