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電子カルテと薬剤師とキューバ危機

2022年5月26日、6月上旬に策定する「骨太の方針」に、医療現場でのDXを加速する「全国医療情報プラットフォーム」を盛り込むことが判明したと報道されました。医療機関や自治体が電子カルテやレセプト(診療報酬明細書)、予防接種などの情報を共有します。これが実現すると、患者が最適な治療を受ける環境を整備したり、感染症の流行状況などを的確に把握したりすることが可能になるそうです。マイナンバーカードと健康保険証の機能を併せ持つ「マイナ保険証」の利用を促すことにより、将来的には現行の健康保険証は「原則廃止を目指す」と明記する方向で検討に入ったとも報じられています。

マイナ保険証といえば、読取機などのシステム導入者を対象に、4月から診療報酬の加算措置を新設したため、自己負担3割のケースで初診時に21円、再診時に12円、調剤で9円の負担が生じることになり、国会でも問題とされました。これについては、24日、患者の窓口負担が増える仕組みを見直す方向で検討に入ったそうです。
問題視される前に、おかしいと気づかないんでしょうか?


政府の規制改革推進会議の医療・介護分野の答申案が判明し、医療従事者の仕事の「タスクシェア」が明記されました。薬剤師が看護師の職務の一部を出来るようにすると言われています。

「患者への服薬フォローアップなど薬剤師の高度な薬学的な専門性を活かす対人業務を円滑に行い得る環境を整備するとともに、調剤の安全性・効率性の向上を図る観点から、薬局における調剤業務のうち、一定の薬剤に関する調製業務を、患者の意向やニーズを尊重しつつ、当該薬局の判断により外部に委託して実施することを可能とする」と記載されています。
薬剤師も国家資格ですから、職務内容によっては問題なくできると思います。いずれにしろ、医療の現場でもDXの推進やタスクシェアは効果がありそうですから、どんどん進めてほしいものです。

放送大学の「英語で読む大統領演説」を見ました。今回は、ケネディ大統領のキューバ危機の演説でした。1962年10月22日ケネディ大統領は全米テレビ放送を行いました。これが大統領就任演説とともに有名なキューバ危機演説です。キューバでソ連がミサイル基地を建設し配備したことを理由にキューバの海上封鎖を発表、ソ連のフルシチョフが海上封鎖を解く目的で艦隊を派遣、両国間に武力衝突勃発の危機となったものです。
First: To halt this offensive buildup, a strict quarantine on all offensive military equipment under shipment to Cuba is being initiated. All ships of any kind bound for Cuba from whatever nation or port will, if found to contain cargoes of offensive weapons, be turned back. This quarantine will be extended, if needed, to other types of cargo and carriers. We are not at this time, however, denying the necessities of life as the Soviets attempted to do in their Berlin blockade of 1948. 注)qurantine : 検疫停船、交通停止、隔離


キューバ侵攻という核戦争がおきてもおかしくない危機で、米国は「海上封鎖」という手段を採用しました。これによってソ連の船はキューバに入れず効果的でした。大統領の功績ですが、初期の段階ではキューバ空爆を考えていて、大統領が考えを変えたのは、部下の意見を取り入れた結果だったそうです。とても興味深いですね。
現在のウクライナ侵攻では、諸国が武力行使を行わないで問題を解決しようとしているのも、キューバ危機の回避が先例となっていますね。

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「骨太の方針」によると、電子カルテが統一されたり、薬剤師のタスクシェアが進むそうです。医療の現場でもDXやタスクシェアは効果がありそうですね。放送大学のケネディ大統領のキューバ危機演説を見ました。武力行使を回避した有効な手段は、ウクライナ侵攻にもヒントとなりますね。

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