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物価高と聞き方と信念の危機

2022年6月15日、首相は、「物価・賃金・生活総合対策本部」を設置する考えを示しました。毎日新聞の全国世論調査では、岸田内閣の支持率は48%で、5ポイント下落。岸田政権の物価対策については「評価しない」は62%で、「評価する」の14%を大きく上回り、「評価しない」と回答した層の64%が内閣不支持でした。4月の総合緊急対策を決定したが、物価上昇が抑えられていないことへの不満が影響したとみられています。この傾向は、世界各国の政権支持率でも同じことがいえます。5月21日に投開票された豪総選挙は物価問題が争点となり、モリソン氏の与党保守連合が敗れ、9年ぶりの政権交代となりました。来月10日の日本の参院選も物価高が争点になる見込みです。
物価高の原因を作ったのは政権ではありませんが、効果的な対策をしてほしい思うのが国民の心理ですね。参院選を契機にもっと議論していただいて、良い政策をとってほしいですね。

「人は聞き方が9割」(2021/12/9永松 茂久 (著))が紹介されていました。「伝え方が9割」と同2は(2013/3/1佐々木 圭一 (著))は有名ですが、この著者は、「人は話し方が9割」( 2019/9/1永松 茂久 (著))でベストセラーを出しています。
話すほうが大事といってたのにと感じますが、聞くほうはもっと大事だそうです。で、「聞き上手たちは、表情、うなずき、姿勢、笑い、感賛(感嘆+賞賛)という「魔法の傾聴」を自然と実践している。」ということで、さらに、よい聞き方は双方にメリットがあるようです。確かに聞き役にまわる人はだいたい好かれますよね。
自分を振り返って見ると、コーチングの勉強をして以来、よく聞くようになっていると思います。みなさんも、相手の話を聞いてあげるぐらいにゆとりを持って会話してみたらどうでしょうか?

放送大学の「英語で読む大統領演説」を見ました。今回は、1979年7月15日ジミーカーター大統領のテレビ演説でした。これが信念の危機 (The Crisis of Confidence) 演説です。当時のアメリカはエネルギー危機の真ただ中でした。エネルギー危機の対策を練るために、国民の声を聞いて作った政策が、この演説です。エネルギー危機を乗り越えるためには、国民の団結が必要だと思ったのでしょうね。
『我が国が誇れること、それは一生懸命働くこと、家族の固い絆、お互いに結びついたコミュニティ、神への信仰だ。ところが今や、多くの米国民が好き放題で自堕落な浪費にのめり込んでいる』

Our nation must be fair to the poorest among us, so we will increase aid to needy Americans to cope with rising energy prices. We often think of conservation only in terms of sacrifice. In fact, it is the most painless and immediate ways of rebuilding our nation’s strength. Every gallon of oil each one of us saves is a new form of production. It gives us more freedom, more confidence, that much more control over our own lives.
So, the solution of our energy crisis can also help us to conquer the crisis of the spirit in our country. It can rekindle our sense of unity, our confidence in the future, and give our nation and all of us individually a new sense of purpose.
I have seen the strength of America in the inexhaustible resources of our people. In the days to come, let us renew that strength in the struggle for an energy-secure nation.


国民に団結を求めると同時にsacrifceやpurposeという言葉が印象的ですね。
今私どもが開催している経営者向けセミナーでは、経営理念の大切さを訴えています。危機にあるときこそ、団結するための精神に訴えるカーター大統領の考えには、相通じるものがありそうです。なお、犠牲を訴えすぎたためか、カーター大統領は再選されないのですが、退任後の活動は歴代大統領の中でも最大級に評価すべきものがありますし、この演説も本質的なものに目を向けているのが好感が持てますね。

目次

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政府は物価対策を発表しました。どんどん良い政策をとってほしいですね。「人は聞き方が9割」が紹介されていました。聞き役は好かれますから、みなさんもどうでしょうか?放送大学でカーター大統領の信念の危機Crisis of Confidence演説をみました。日頃経営理念の大切さを訴えていますが、危機で精神に訴えるのは、相通じるものがあります。



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いずれにしましても、不安な状況が続くなかで準備が欠かせないようです。

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