焼鳥屋の説得と民主主義83%とアントニオ猪木
2022年10月2日、都のコロナ感染者は2922人で、先週9月25日(5621人)から2699人減少しました。5日連続で前週の同曜日から減少し、3000人を下回るのは7月4日(2772人)以来、約3か月ぶりとなりました。しかし、欧州の一部では増加し始めています。この秋から冬に感染が再拡大すると考えられる理由は、感染対策なしの生活が広がっていることがあげられます。この秋冬はパンデミックが発生して以降初めての感染対策なしの生活になります。ジョー・バイデン米大統領はTV番組で「パンデミックは終わった」と述べましたが、専門家たちは、時期尚早と非難しています。引き続き、感染対策を徹底しましょう。
9月27日、賛否両論の中でで行われた安倍晋三元首相の国葬で、菅義偉前首相が友人代表として弔辞を述べましたが、感動的だと話題を呼びました。「最後には2人で銀座の焼き鳥屋に行き、私は一生懸命あなたを口説きました。それが使命だと思ったからです。3時間後には、ようやく首を縦に振ってくれた。私はこのことを菅義偉、生涯最大の達成としていつまでも誇らしく思うであろうと思います」。こういう実話の話というのは強いですね。セミナーなどで話をしても、教科書の理論は実話にはなかなか勝てません。岸田さんの弔辞は影が薄くなってしまいました。こういう話にまで、テレビの評論家がケチをつけるべきではありませんね。電通がつくったみたいに非難する根拠がわかりません。いい弔辞だったと素直に認めましょう。
日中国交回復50周年の話題の中で、調査機関が「あなたの国は民主的だと思うか?」と、2022年、世界53の国と地域で聞いたところ中国は83%が「そう思う」と回答、最も高い結果が出た報じられました。「アメリカは資本主義のための民主で中国は人民のための民主だ」という意見も紹介されていました。たしかに、アメリカで色々な問題が起きていて、議会乱入事件による混乱とか人種差別問題など、今や中国のお手本になる民主主義ではないと・・・」解説されていました。ちなみに、アメリカは49%、日本は53%が、自国が民主主義だと思っています。
そういう見方も一理あるなあと思いました。中国が民主主義だとは思えませんが、では、アメリカの民主主義が良い制度かといえば、トランプ大統領を生み出してしまうことには疑問符がつきます。では、国葬に賛否のデモが行われる日本はどうでしょうか?ちょっと、マスコミが国葬反対に偏っている印象はあります。あるいは、武力で支配している住民の投票で併合するロシアは民主主義なのでしょうか?やはり、ロシアは違いますね。驚くことにナチスも、ドイツ国民の投票で政権をとっていますね。日本の民主主義は、他国と比べても誇れるものかどうかが問題です。今は統一教会問題で選挙が怪しく見えていますよね。とはいえ、根本的な問題は、国民に投票権を与えている以上は、国民の一人一人が、良い政治のありかたをしっていて、それを目指しているかどうかですね。マスメディアが果たす役割も大事ですね。害の多い批評家は自然淘汰されるでしょう。日本が自国が民主主義だといえるためにも、批判ばかりではなく、良い議論をしましょう。
笑点の六代目円楽さんに続いて、プロレスラーのアントニオ猪木さんも亡くなられました。ご冥福をお祈りします。
アントニオ猪木さんのプロレスは、とぢらかというと革新的なプロレスでした。プロレスというのは、ヒールという敵役外国人レスラーがいて、最後は日本人レスラーが勝つというおきまりのルールがあるのですが、そのカラクリの中でもいつもはらはらさせられました。タイガージェットシンのサーベルがリアルに危険だと思って見ていました。レフェリ・ミスター高橋の暴露本では、新日本プロレス側が買い与えたものだそうです。猪木さんは、そのあと、モハメド・アリなどとの名勝負も残しますが、そういう面でも希代のヒーローですね。政治家としても、イラクや北長朝鮮との交流で活躍しました。「1,2,3、ダー」というかけ声が今も残っています。プロレスラーという枠に収まらない傑出した人物という気がします。改めてご冥福をお祈りします。
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都の感染者は2922人で、3000人を下回るのは約3か月ぶりです。引き続き、感染対策を徹底しましょう。
菅前首相の焼鳥屋の話は、いい弔辞でした。これも批判する人がいますが、日本も自国が民主主義だと誇るためにも、良い議論をしましょう。アントニオ猪木さんは、枠に収まらない傑出した人物でした。ご冥福をお祈りします。
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