ノーベル賞と学校選挙とペンギン
2022年10月9日、都内でコロナの感染者2242人と4人の死亡が確認されたと発表されました。 1週間平均の新規感染者数は9日時点で3070.4人で、前の週に比べて64.7%でした。順調にきていますが、まだ油断はできないようです。専門家会合ではインフルエンザが例年より早く流行し、新型コロナと同時に流行して、発熱外来がひっ迫すると懸念されています。検討している対策は、重症化リスクが低い人はすぐに発熱外来を受診せず、まずは自宅で新型コロナの抗原検査を受けてもらい、陰性の場合には発熱外来ではない医療機関の受診を呼びかけています。一方、高齢者など重症化リスクが高い人は直接、発熱外来を受診してもらうとしています。
6日、2022年のノーベル文学賞が発表され、フランスの女性作家・アニー・エルノーさんが受賞し、日本の村上春樹さんは今年も受賞を逃しました。村上さんは今年6月、フランスの「チノ・デルドゥカ世界文学賞」の受賞者に選ばれたとき、審査員長は「きっとノーベル文学賞を受賞するが、この賞でも称賛しないわけにはいかない」とたたえていたが、今年も受賞しませんでした。そもそも、文学賞なんで言葉が違うのに審査員が理解できるのでしょうか?文学や小説を評価するなら、その国の文化がわからないと評価できないでしょう。だったら、その言語や国ごとに文学賞があるのならわかりますが、欧米系だけでほぼ独占する世界文学賞はありえないでしょう。日本の映画が世界的でも評価されるのは、画像と字幕があってわかるからですね。ノーベル文学賞は、「翻訳文学賞」でもあると言われています。スウェーデン・アカデミーが英・仏・独・スペイン語以外で把握できるのは、ロシア語や中国語程度かと思われます。それ以外の言語で書かれた作品は、こうした言語に翻訳されない限り、検討の対象にもならないといわれています。欧米系だけでやるなら、ノーベル欧米文学賞でいいのではないでしょうか?ちなみに私は村上春樹さんの本は読んだことがありません。
また、7日、ノーベル平和賞に「ベラルーシの人権活動家のアレス・ビアリアツキ氏」「ロシアの人権団体「メモリアル」」「ウクライナの人権団体「市民自由センター」が選ばれました。ウクライナのポドリャク大統領府顧問はツイッターに「ノーベル賞の選考委員会がウクライナを攻撃した2つの国の代表者にもノーベル賞を与えるのなら『平和』ということばについて、興味深い解釈をしている」と批判しました。ただ、ロシアで人権活動家などへの圧力が一層強まる中での決定は関係者を勇気づけるものだという評価もあります。ウクライナに平和を!!
テレビでスウェーデンの学校選挙が紹介されていました。
スウェーデンは世界で最も民主主義が発展した国の一つといわれています。選挙の投票率は、80%を毎回超えており、自由意思の投票制度を採用している国家の中では最も高いうえ、若者と他の世代で投票率に大きな違いはありません。そのスウェーデンの民主主義を支える市民社会や若者政策を担当しているのが、スウェーデン若者・市民社会庁(Swedish Agency for Youth and Civil Society、通称MUCF)です。ここが運営する「学校選挙(SKOLVAL)」は、本物に近い模擬選挙で、スウェーデンの主権者教育で大きな注目を集めています。投票先は本物の選挙と同じ(国政政党)であり、違うのは、投票者が日本でいう中学1年生から高校3年生に限定されていることと、本物の投票結果には反映されず(選挙権は18歳なので一部の高校3年生は学校選挙と本物の選挙両方に投票する)、結果公表は本物の選挙の投開票日の翌日に公表されるということです。この年齢の子供たちが、本物の政治家と直接話しをしたりできることは、画期的です。これは、早く日本でも国をあげてとりいれたいと思いました。
日テレ系「水曜ドラマ」枠で『ファーストペンギン!』が、5日から放送開始されました。本作の主人公は、山口県萩市で60人もの漁師たちを束ねて「萩大島船団丸」を設立し、朝採れした水産物を箱詰めし、消費地へ直送する鮮魚ボックス事業で「漁業6次産業化」を成功させた坪内知佳さんがモデルだそうです。タイトルの「ファーストペンギン」とは元来、臆病なペンギンの中で、多くの敵が潜む海に飛び込み、仲間たちを先導する「勇気ある一羽目のペンギン」を指すのだそうです。このネーミングの説明とともにドラマに引きこまれてしまいました。敵役みたいな漁協組合長が、梅沢富美男で、今俳句でブレークしてるし、いい配役ではないでしょうか?今後の展開に期待がもてます。
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都内でコロナ感染者2242人、1週間平均は前週比64.7%でした。まだ油断はできないようです。ノーベル文学賞は仏女性でした。欧米文学賞でいいのではないでしょうか?平和賞は賛否両論ですがウクライナに平和を!!スウェーデンの学校選挙は、日本でもとりいれたいですね。『ファーストペンギン!』は、今後の展開に期待がもてます。
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