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遺言状デジタル化と特殊兵式旅行と香害

小泉法相は民法の改正で、遺言状のデジタル化や後見制度の見直しについて、法制審議会に諮問すると明らかにしました。遺言状はテレビドラマではよくみますが、一般には利用されていません。自筆証書遺言は、現行では遺言の全文を自書する必要があります。紙では書き直しも大変ですよね。財産目録については2018年の改正で、パソコンでの作成・添付が認められていました。本文の全文手書きは作成時の負担が大きいです。手書きと違って本人が書いた遺言であることを確認しづらくなるため、電子署名を活用したり、入力の様子を録音・録画したりする案も取り上げられるようです。デジタル化によって負担を軽減するのがいい方向ですね。また現行の後見制度では、法定後見で後見人が決まると、本人の判断能力が回復しない限り、制度の利用をやめられない点に問題がありました。状況に応じた交代ができません。法定後見の任期「期間制」の可否が議論されるとのことです。

中国の旅行で今流行っているのが「特殊兵式旅行」です。中国では、できるだけお金をかけずに積極的に観光地を見て回るやり方に、軍の特殊部隊による厳しい訓練に似ているので「特殊兵式旅行」と名付ける例が、注目されています。日本語なら弾丸節約旅行でしょうか?中国語では、特种兵式旅游(te ·zhong bing shi luyou)です。爆買はもうしないようです。また団体客より個人客も多いようです。白タクは違法ですが、もっとゆっくり日本を楽しんでもらいたいですね。

香害が話題です。議員らが香料入りの「マイクロカプセル」を配合する製法の中止を求め、柔軟剤メーカー3社(花王、P&G、ライオン)と日本石鹼洗剤工業会に署名を提出しました。国民生活センターには、家庭用品から出るニオイによる健康被害、すなわち「香害」に苦しむ人々から相談が寄せられているそうです。特に多いのが柔軟剤で、国内の生産量が増加していることも背景に挙げられます。10年ほど前から、「隣の家の洗濯物の柔軟剤のニオイで具合が悪くなる」、「学校給食の白衣や更衣室に充満している制汗剤のニオイが苦しい」などの声が聞かれるようになりました。ニオイが出る仕組みは、柔軟剤の中の無数のマイクロサイズやナノサイズのカプセルで、これが衣類に付着し、空気中で弾けて放出されます。電車で人と接触する時にもカプセルは破壊されます。時間をずらして壊れることにより、香りが長続きすることになります。米国では香りについて配慮した「フレグランス・フリー製品」を認証しているそうです。
怖いのは化学物質過敏症です。極めて微量な化学物質に接することにより、多彩な不定愁訴を呈する症候群です。一旦過敏性を獲得してしまうと、その後は極めて微量な化学物質に反応するようになるとされています。住宅ではホルムアルデヒトが有名ですが、柔軟剤にも危険性はあるかもしれません。あまり使用しないよう注意しましょう。

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遺言状デジタル化や後見制度の任期導入が諮問されるようです。制度を利用しやすくしてほしいですね。短時間で節約する特殊兵式旅行ブームみたいです。ゆっくり日本を楽しんでほしいですね。柔軟剤の香害が話題です。怖いのは化学物質過敏症です。住宅ではホルムアルデヒトが有名ですが、柔軟剤にも危険性はあるかもしれません。あまり使用しないよう注意しましょう。

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