ブログ

Blog

代替住所と太陽光パネルのリサイクルときかんぼ

代替住所の制度が従来からあります。たとえば、家庭裁判所で取り扱う家事事件において、訴状等を提出する際に、相手方等に知られては困る情報がある場合には、原則として当事者において、該当箇所をマスキングするなどして、当該情報が書面に現れないようにすることができます。秘匿決定の申立てをする際には、秘匿事項届出書面を提出しますが、秘匿決定がされると、秘匿事項届出書面については、被告・相手方等からの閲覧や謄写等が制限されます。郵便物については送達受取人の指定の制度があります。
今回は登記にも利用できるということです。現行の登記制度は不動産所有者に現住所を記載するよう求めていますので、どうしても登記をすると住所がわかってしまいます。ドメスティックバイオレンス(DV)の被害者らが不動産登記をする際に自宅の代わりに弁護士事務所や被害者支援団体、法務局の住所を記載することを認める方針だそうです。また、結婚などで姓が変わったときは旧姓の併記、外国人の氏名はカタカナだけでなくローマ字併記を認めるようです。法人は法人番号の併記も必要となります。不動産登記規則などの省令を3月1日に改正・公布、4月1日に施行される見通しです。弁護士とは契約が終了するかもしれませんから実務ではどうなるのでしょうか?

テレ東ビジネス新書で紹介されていた太陽光パネルのリサイクル技術が印象的でした。一般的な太陽光パネルの寿命は、およそ20〜30年といわれています。大多数の太陽光パネルメーカーは、20〜25年の出力保証を付けて販売しています。故障する原因も少ないように思えますが、これからどんどん廃棄が出てくるそうです。そこで開発されたのが、新しいリサイクル技術です。従来は、パネルは故障しないように、ガッチリとガラスパネルで密封されているために、リサイクルが困難で、シュレッダーで粉砕するだけでした。そのガラスを高温の刃(ホットナイフ)で剥がすリサイクル装置です。世の中のためになるいい発明ですね。

ひさしぶりに「きかんぼ」という言葉を聞きました。懐かしいですね。NHK新日本風土記「秋田川反 雪の酒場街」です。引退するレジェンド川反芸者浅利京子さん(若勇)の言葉です。「わだし“きかんぼ”だもの」と繰り返していっていました。川反芸者が「秋田美人」として取り上げられたのが秋田美人の由来になっているそうです。「秋田川反芸妓連」も復活し、若手を指導していました。「きかんぼ」は、言うことを聞かない「聞かん坊」の意味です。強情っぱりですね。ほかには、100年近く続く無口なおでん屋、ハタハタ、ダダミ、ビルの2階日本酒の迷宮、酒造り、“流しのてっちゃ”、“毛ばりちゃん”が紹介されていました。私の母も秋田ですが、昔の言葉は大事にしたいですね。

目次

まずはお問合せください

DV対策で代替住所での登記が4月から可能になるそうです。旧姓やローマ字併記も可能となります。いい改正ですね。太陽光パネルのリサイクルが実用化されたそうです。ガラスを高温で剥がします。いい発明ですね。引退する秋田川反のレジェンド芸者の紹介で「きかんぼ」を久しぶりに聴きました。性格が思い浮かびます。昔の言葉は大事にしたいですね。

自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言の作成、遺産分割協議書の作成、死因贈与契約の作成、法定相続情報一覧図の作成、遺言信託は当事務所にお任せください。

いずれにしましても、不安な状況が続くなかで準備が欠かせないようです。

まずはお問合せください。より良い人生のために、相続・終活のお手伝いをいたします。

SHARE
シェアする

ブログ一覧

ページの先頭へ