優越的地位と通知表と五街道雲助
厚労省21日新型ロナ感染は、7月10日~16日の、1定点当たりの平均は11.04人(前週9.14人)になったと発表しました。
21日、「代理店手数料ポイント制度」は、損害保険大手2社が優越的地位の乱用に当たる行為であると代理店約260人が、公正取引委員会に申告しました。この制度は規模が小さいほど不利な制度なのだそうで、それが独禁法の優越的地位の乱用にあたるとのことです。
2003年に導入された制度は、保険契約の規模や増収率に応じて手数料を多く支払う仕組みに改められました。小規模代理店は業績を上げても手数料収入が増えにくく、大規模代理店との収入格差が拡大しているそうで、代理店契約に悪影響が及ぶことから、不利益な制度でも受け入れざるを得ない状況だという主張です。
昨年の12月に参議院の院内集会で「第4回『損害保険代理店問題を考える』院内集会」が開かれ、とりあげられていました。以前は、一定の基準を満たせば手数料は一律で、20%前後が相場でしたが、ポイント制度の導入で、ポイントの差が20~120と6倍の格差が生じているとのこと。損保会社主導で代理店の統廃合が進められている背景がみえますね。規模の大小を問わず収入が激減する代理店が相次ぎ、見直しを求める声が高まっています。20年前にできた制度なんですね。ずいぶん長い間我慢したんでしょうね。公正取引委員会の対応が注目されます。
通知表の廃止問題がよく取り上げられるようになりました。代表的な例は、茅ケ崎市立香川小学校で2020年度に通知表を廃止した事例です。当時廃止するにいたった理由としては、評価で子どもたちの間に「上下関係」がつくり出されてしまい、子どもたちが一喜一憂する光景が繰り返されてきたことがあったそうです。高学年の授業で「プリントをやりましょう」と指示を出すと、複数の児童が手を挙げ「これは成績に入りますか?」「成績に関係がないんだったら、やりません」といわれたそうです。当時は「通知表を見て、『よし、頑張るぞ』となる子は多くて2割。残りの8割は『僕はどうせバカだ』『もう勉強は嫌い』となってしまってしまう状況だったそうです。企業で行われている評価面談とそっくりですね。廃止してからは、子どもたち同士で支え合う機会が増えるなど、学校がじわじわと変わり始めているとしています。
今でも賛否両論はあると思います。小学校の評価する尺度は、学校、大学受験、企業の採用基準などの一気通貫した形で、日本の制度がつくられていて、それが日本の繁栄を支えていたと思います。しかし、もし、8割の子供たちが元気がないんだったら、やりかたを変えないとだめですね。前に小学校の全国柔道大会を中止したのと同じ問題が背景にありますね。今行われている野球の甲子園予選でも、はっきりと結果がでます。陸上や水泳は個人戦での勝ち負けの結果が出るのが基本です。結果がでて比べるられる現実から目をそらさないようにはしなければなりませんんね。
古典落語の五街道雲助さんが、重要無形文化財保持者(人間国宝)に答申されました。国宝級イケメンではありません。2021年に柳家小三治さんが亡くなったあと、「空席」だった落語界から4人目となる人間国宝が誕生します。五代目柳家小さん、三代目桂米朝、十代目柳家小三治に続きます。雲助さんのが人間国宝というのは、ちょっと意外な感じです。江戸落語を牽引するという評価だそうです。たしかに演目は幅広いです。わたしが聞いたことがあるのは、庚申待ち、木乃伊とり、お初徳兵衛、菊江の仏壇、代書屋、文違い、大山詣り、明け烏、抜け雀、干物箱、幾代餅、火事息子、もう半分、お直し、らくだです。らくだ以外はどれをとっても面白く感じます。とても好感がもてる好きな落語家の一人です。おめでとうございます。
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2023年7月16日、コロナ定点観測は11.04人(前週9.14人)で10週連続増加です。損保代理店のポイント制度は公取の対応が注目です。通知表廃止問題は、評価面談と同じで改善すべきで、廃止もありかなあとも思いますが、スポーツでも何でも他人と比べられる現実に目をそむけずに教えないといけないですね。五街道雲助は好きな落語家です。人間国宝おめでとうございます。
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